さようなら、新さくら丸。



ぷりんちゃんは、新さくら丸に乗りました。
新さくら丸は、これが最後のお仕事です。

晴海埠頭。
お尻の丸い「新さくら丸」。
これから最後の航海に
出かけます。
そろそろ出航です。
後ろに見えているのは
「ふじ丸」です。

「いってきまーす。」
お部屋の様子。
ベッドの上には
きれいに畳んだ
「花毛布」。
毎日違う形に
畳んでくれます。
向こうに見えるのは
レインボーブリッジです。
ぷりんちゃんは、
サッカーのユニフォームと
ボールを買って
もらいました。
さっそく着込んで
はいポーズ。

「ワールドカップに
出るんだよ。」
夜はみんなで
盆踊りです。
ぷりんちゃんも
一緒に踊ります。

「とても、たのしいね。」
ブリッジに立つ
プリンちゃん。
遠くに見えるのは
鳥島です。

「しまが、みえたよ。」
鳥島です。
春にはたくさんの
アホウドリが、
子育てのために
やってきます。
3000mの海底から
針のように立っている
孀婦岩(そうふがん)
です。海面からの
高さは100mくらい
あります。

「とんがっているよ。」
海を見るぷりんちゃん。

「いいおてんきだだね。」
新さくら丸の
エンジンルームです。
ものすごい騒音と
熱気です。
ピストンの直径が85cm
往復する距離が180cm
巨大なエンジンです。
きょうの花毛布は、
「兜」と「鶴」。
東京に帰ってきました。

「もう、おわっちゃうね・・」
お隣には、
自衛隊の船が
来ていました。
新さくら丸、晴海埠頭に
最後の接岸。
駒沢大学の
ブラスバンドが
迎えてくれました。
ぷりんちゃんは、
旗を振ってバンドの
人たちを応援します。

「ふれーふれー」
入港後、
引退セレモニーが
行われました。
いよいよ
お別れの時です。
バンドも最後の熱演。

さようなら、新さくら丸。

これで、旅行は、おしまいです。今度は、どこに行こうかな。



ぼくは、ぷりんちゃんへもどる。